悪魔を呼べた日
プログラムを書いて感動した思い出について書いてみる。
今でこそ、データベースからデータを取って来て、
EXCELに貼りつけるなんて朝飯前になったけど、
これを初めてやった日は、禁断の呪法を会得したような
気分になったっけなぁ・・・
あの頃は手で打ってた
あれはまだ、派遣社員をやってた時だったな。
当時オイラがいたチームでは、営業さんからヒアリングした話を、
書類にまとめて会議に提出するのが仕事だったっけ。
ヒアリング内容をAccessに入力して、それを見ながら
EXCELのシートを埋めて・・・
最初はそれが普通だと思ってた。でも、だんだん苦痛になってきて、
『ここに自動でデータが入ったら楽なのになぁ・・・』と思うようになった。
プログラミングとの出会い
折しも、『Access?なにそれ?おいしいの?』状態だったオイラに、
当時のボスはチームのデータベースを任せてくれたのだった。
チームゆうてもオイラとボスとお姉ちゃんの3人だったけど。
で、Accessのボタンとかいじるのに、どうしてもVBAを知る必要に迫られ。
面白いもんだからハマっていた。
『プログラムって面白いなぁ。EXCELもVBAでなんかできるの?』と思っていたところに、
『Accessと連携できたら面白いのに!』というアイデアが湧いて。
これは天啓だと思ったなぁ。
さっそく本屋さんに行って、『ExcelとAccessの連携について書いた本ください』と
言ったら、これが出てきた。
仕事に役立つExcel&Accessデータベース連携テクニック
古川 順平 (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4797324635?tag=booking1025-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4797324635&adid=0MT9S9EYCWXYCJ3GPWEC&
これは役に立った。
禁断の呪法・ADO
当時、ADO(ActiveX Data Object)の技術は、とても敷居が高そうに見えた。
技術書やネットで見ると、かなり面倒臭い事が書いてある。
おどろおどろしく書くと、こんな感じ。
【ADOの心得】
- これを使う者は、『参照設定』なる契約を行わなくてはならない。
- これを使うものは、以下の通り儀式を行わなくてはならない。
- 依り代を捧げる儀
- 『dim ADODB.○○』
- 召喚の儀
- 『set new ○○』
- 異界の扉・開門の儀
- 『Connection Open』
- お願いごと
- やってほしい事をここに書く
- 異界の扉・閉門の儀
- 『Connection Close』
- 依り代祓いの儀
- 『Set Nothing』
- 依り代祓いの儀を行わなかった者は、理由のいかんを問わず、電源を切るまでの間呪われるであろう。
んー、どう見てもコックリさんっぽい。
これを使えた日には、本当に感動したし、興奮したんだよねぇ。
『とうとう奥義に到達したぞ!』って感じ。
だって、開いてもいないAccessからデータを引っ張ってきて、
超高速でコピペしてくれるんだよ?
もう完全に悪魔を使役してる気分。
で、空いた時間をさらに勉強に使って、プログラマーになりましたと。